香港で起きているデモについて

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マカオ&香港 Macau&HongKong


みなさんこんばんは。
トラベルトラコです。
ただいまマカオ&香港を旅した時のことを綴っています。

マカオからフェリーで香港に渡りました。

人口密度の高い香港
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香港でのデモって一体何!?



前回のブログでは香港ってどんなところなのか記してみました。
(ほとんどウィ○様にお世話になっていますが・・・ごにょごにょ)

香港と言えば、今話題なのは大規模なデモですよね。
つい先日も日本人が怪我したなんて報道もありました。



ではなぜ香港でデモが起きているのでしょうか。

ちょっと調べてみましたので、今回は旅の話ではありませんが、書いてみます。

逃亡犯条例改正案〜デモが起きることとなったきっかけ〜

きっかけは、今年の4月に逃亡犯条例改正案が立法会(議会)に提出されたことです。


じゃあこの逃亡犯条例改正案てなぁに?


香港は協定を結んでいる国や地域と罪人の引き渡しを行なっていますが、
改正案ではその手続きをもっと簡単にし、そしていま協定を結んでいない国や地域でも要請に基づいて罪人を引き渡せるようにしよう、というものです。

どうして逃亡犯条例改正案が発表されたの?


この改正案が発案されたのは、とある事件が起きたからです。

台湾で起きた香港人の殺人事件

2018年2月、若い香港人カップルが台湾へ旅行に行きました。
旅行先の台湾にて、彼女が別の男の人の子供を妊娠していることを伝えます。
すると彼氏は怒って彼女を殺害し、そのまま1人香港へ帰ってしまいます。

台湾当局は男の身柄を引き渡すように要請しますが、

香港と台湾の間には罪人引渡し協定が結ばれていないため、香港は男の引渡しを拒否します。そして香港以外の地で起きた殺人事件なので、香港ではその事件を裁けませんでした。

男は香港に戻ってから別の罪を犯したので、別件で逮捕されました。

これをきっかけに、
香港政府は罪人引き渡し協定を結んでいない、台湾、マカオ、本土とも協定を結ぼうとして、「逃亡犯条例改正案」を発表します。

一見、いいことのように見えますよね。

デモ活動勃発〜なぜ改正案に反対なのか


しかし、この改正案発表後に香港市民の間でデモ活動が行われるようになります。

香港市民が逃亡犯条例改正案に反対する理由は、この改正案が通ると中国本土からの支配が強くなってしまうのではないか、と懸念しているからです。

前回のブログでウィキ様にお世話になった通り、香港はおよそ150年間イギリスの植民地であり、中国返還後も50年は一国二制度が認められ、独立した自治を行えます。

しかし、改正案が通ってしまうと、香港で中国に批判的な人物に対し、
中国が何かと理由をつけて犯罪者に仕立て上げ引き渡しを要請する可能性があります。

そうすると香港の独立した自治が守られなくなってしまいます。
そしてこの改正案は、香港滞在中の外国人も対象になります。

危機だと感じた香港人たちは100万人規模のデモを行います。

大規模なデモ活動
香港警察


逃亡犯条例改正案は正式に撤回!デモ隊の5大要求

大規模なデモ活動により、

2019年10月に逃亡犯条例改正案は撤回されました!


しかし、まだデモ活動は終わっていません。
なぜなら、デモ隊の要求は改正案の撤廃だけではなかったのです。



デモ隊の5大要求はこちら。


1. 改正案の完全撤回
2. 警察と政府の、市民活動を「暴動」とする見解の撤回
3. デモ参加者の逮捕、起訴の中止
4. 警察の暴力的制圧の責任追及と外部調査実施
5. 林鄭月娥の辞任と民主的選挙の実現


です。

香港市民は独立した自治を求めています。
デモは一体いつまで続くのかな・・・


それでは今日はこんなところで。
みなさまここまで読んでくださってありがとうございます。

Thank you for reading my blog!

TORAKO

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